ローカルアカウントとMicrosoftアカウントについて

ローカルアカウントとは？

ローカルアカウントはWindows 95など昔のWindows時代からあるお馴染みのアカウントでパソコン固有のアカウントです。

パソコン毎にアカウントが作成され、複数のパソコンでアカウントを共有(同期)することは基本出来ません。
同じ名前のアカウントを別のパソコンに作成しログインしてもそれは別のアカウントです。

また、基本的にローカルアカウントではWindows 10のストアでアプリをインストールすることが出来ません。

＊WindowsにはローカルアカウントでログインしたままWindowストアにだけMicrosoftアカウントでログインしてアプリをインストールするプチテクはこちら＜ローカルアカウントでストアアプリをインストールする方法＞！

Microsoftアカウントとは？

Microsoftアカウント(旧Windows Live ID)はWindows 8や10のアカウントに使用されるようになりました。

Windowsの開発/提供元であるMicrosoftが提供するアカウントサービスで、Windows 10のアカウントへのログインするだけではなく、電子メールサービスであるOutlook.comやクラウドストレージのOneDrive、その他にもSkypeやXBOXなどで同じアカウントが利用できます。

さらに、一つのアカウントで複数のパソコンにログインでき、個人設定をネットワーク経由で同期することが可能です。

また、Windows ストアでアプリをインストールするにもMicrosoftアカウントが必要です。

Microsoftアカウントの情報はMicrosoft社でも保管されることになりますが、当然しっかりとしたセキュリティが施されていますのでセキュリティレベルは高いです。
しかし、大規模なサイバー攻撃の対象になり、情報漏洩してしまう可能性もあります。

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違い

上記でご紹介したローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違いの部分を簡単にまとめると

【 共有 】
・ローカルアカウントは自分のパソコンだけでのアカウント(設定は同期不可)
・Microsoftアカウントは複数のパソコンで共有可能(設定も同期可能)

【 Windows ストア 】
・ローカルアカウントだけではWindows ストアアプリがインストールできない
・MicrosoftアカウントはWindows ストアアプリがインストールできる

【 アカウント情報 】
・ローカルアカウントではアカウント情報はローカルだけに保存される
・Microsoftアカウントのアカウント情報はマイクロソフト側にも保存される

【 アカウント名 】
・ローカルアカウントではアカウント名は自由に決めれる
・Microsoftアカウントではアカウント名はメールアドレスになり、他の人と同じものは使えない

【 Microsoftの他のサービス 】
・ローカルアカウントではMicrosoftの他のサービスは使えない
・MicrosoftアカウントはMicrosoftの他のサービスも使える

その他にはMicrosoftアカウントはWindows 10での標準のアカウントになっていることが挙げれます。

結局のところどっちのアカウントにすればいいの？

パソコンに詳しい方は自分の状況や好みでMicrosot アカウントとの関連付けしたローカルアカウントを使うのも1つの良い方法だと思います。

しかし、特に拘りの無い方やパソコンにそれほどお詳しくない方へのお勧めとしては「Microsoft アカウント」です。

その理由はWindows 10ではMicrosoftアカウントの利用が標準となっていて、Windows ストアなどMicrosoftアカウントの利用が前提となっている機能もあるので、Microsoftアカウントにしておけば制限もなく後から面倒なことをしないで済むからです♪

ちなみに、Microsoftアカウントで特に大きなデメリットは無いのですが、アカウント情報がMicrosoft社に保管されるので、情報漏洩のリスクがあることは覚えておいた方が良いと思います！
(＊とはいえ、ネットショップなどもっと情報漏洩のリスクが高いところは沢山ありますけどね)